大人が英語を学び直すのは、「ハンデのある戦い」と心得ましょう。
私が英語を勉強しはじめたのは、社会に出てからです。それまではお洒落や遊びに忙しく、英語に興味はありませんでした。
なぜ学び直しをはじめたかというと、
仕事が暇だったから( ´∀`)
「暇つぶしになるし、ワンチャン海外で働けるかも」
みたいなノリでした。
図書館に行き、CD付きの英会話教材を片っ端から手に取り、聴きながら真似して発音する。声を出せない場面では、使えそうな言い回しを写経。1日8時間やっていました。
転職して、アメリカ人、コロンビア人、インド人、フィリピン人、フランス人、中国人、韓国人...数十ヶ国の同僚と膝を突き合わせてのコミュニケーションを取るうちに、
英語でプレゼン、現地の工場と納期の打ち合わせ、外国人上司から鬼詰めされる(;ω;)...等のタスクを、日々こなしています。
で、今どうなのか?
やればやるほど、言いたいことがすっと出てこなくて落ち込みますし、能力も頭打ちでしょう。
20年コツコツ勉強を続けても、こんなもんです。
でも、英語自体が嫌になったことは一度もないし、不便も感じない。これぐらいが丁度心地良い。今そんな所です。
重要なのは、時間をかけ過ぎないこと。英語をはじめた理由が「暇だったから」というのは、結構本質を突いているんじゃないかと思います。
だって時間は限りがある。
欲張ってあれもこれもと取り掛かれるわけでは無い。もし暇ならすごくラッキー。
暇なうちに、一つか二つさっと身につけて次のステージに移行しましょう。
一番成長したのは、座学ではなく実地によるもの。実際の体験は、前進するエネルギーになります。上司やチームメンバーからお前英語下手だなと真顔で言われて萎縮したところで、ひとつも得しない。「ああそうですか、そういう考え方もありますよね」と涼しい顔でバネにすれば良い。
- 帰国子女・インター出身者に追いつくのは無理
- 辿り着けない理想ではなく相応しいレベルを設定する
- 時間をかけ過ぎない
学び直しは向上心がある証拠。いつも新しいものを取り込める大人は若々しくて素敵です。こどもと一緒に、今日から学び直しいかがですか?